石川梨華（２３）、三好絵梨香（２３）、岡田唯（２０）の最後のステージを見ようと、昼夜２公演で超満員の約４０００人のファンが集結。アンコールでは、メンバー全員が涙を流してそれぞれをたたえ合い、ファンへの感謝の気持ちを伝えた。

　最年少の岡田は「梨華ちゃんはいつも私たちをしかってくれたり、時にはほめてくれたり…。やけどしそうなくらい熱いリーダーでした」と、姉貴分として慕い続けた石川を見つめながら号泣。三好も「大変だったと思いますが、めちゃくちゃなわたしのことをちゃんと見ていてくれてすごくうれしかった」と涙ながらに振り返った。

　そして、最後に石川は「美勇伝はゼロからのスタートで、３人とも人見知りなので距離感を感じていました。正直プレッシャーもありましたが、一番得たものは感動です。こんなにたくさんの方々に支えていただき、ありがとうございました」と深々と頭を下げたが、「りかちゃーん！！」の大声援に押され、こらえていた涙があふれ出た。

　最後は「すばらしい最終伝説を迎えられたと思います。美勇伝は幸せ者です。明日から３人それぞれの道を進んでいきますので、これからも応援よろしくお願いします」と笑顔で締めくくった。

　美勇伝は、２００４年９月デビュー。この日は、見納めとなるバニーガール姿など、露出度の高い６種類の衣装で、ラストシングル「なんにも言わずにＩ　ＬＯＶＥ　ＹＯＵ」までの２５曲を歌い上げ、完全燃焼。先輩の保田圭（２７）、矢口真里（２５）、里田まい（２４）、吉澤ひとみ（２３）、前日に上海公演したモーニング娘。らも客席で見守った。

　石川は、引き続きフットサルチーム「ガッタス・ブリリャンチスＨ．Ｐ．」の選手と、同チームから生まれた音楽ユニット「音楽ガッタス」のメンバーとして活動。８月１６日に東京・ホテルオークラ東京ベイ、同１７日にホテル阪急インターナショナルで、吉澤ひとみと里田まいとともに「ハロプロミックス！　サマーディナーショー」を開催する。

　三好は、本格的な演技に取り組む予定で、舞台「かば２」（８月６－１０日、東京・池袋シアターグリーンＢＩＧ　ＴＲＥＥ）へ出演。一方、岡田はバラエティー番組やグラビアを中心に活動。岡田と三好は７月１日放送のテレビ朝日系「ヤマワケＱ　責任者はお前だ！」（午後７時）に出演する。