豪華ヒット曲メドレーを経てステージに現れたのは、久住とジュンジュン。胸がチクッとする、切ない恋心をオーディエンスの大きな合いの手と共に初々しく歌い上げていく。続く田中のソロはなんとあややの『The 美学』完全カバー。ここにいるメンバーのほとんどが大好きであろう名曲をその腰を激しく振りながら軽快に歌い上げ、凄まじい盛り上がりを見せる。さすがはハロプロファンの気持ちが読める女。で、それに勝るとも劣らないインパクトで息を飲ませたのが、ウェディングドレスさながらの純白ドレスで一人「ねぇ聞こえる?私の声が。ねぇ感じる?私の心」と、まっすぐに僕らを見つめながら歌い上げた高橋。一歩一歩階段を降り、穏やかな表情であまりにも女性らしい声を響かせる彼女の姿は、僕らを大いに感動させてくれた。そんな全くスタイルの違うステージでファンのを魅了した田中と高橋、そして新垣が加わって今日2度目の3ピースで『Take off is now!』の披露。非常にエキサイティングなストーリーである。
そして再びステージに全員集合したモーニング娘。が歌い出したのは、モーニング娘。流ミクスチャーロック『HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~』。豹柄の衣装に身を包み、誰もが男勝りの太い声で会場中の人々の拳を振り上げさせていく。そして続けざまに、明らかにエモーショナルなダンスナンバーへと進化した『リゾナント ブルー』を響かせてみせる。9人の全身全霊、これはちょっとヤバイ。こんなに熱いモーニング娘。は初めてだ。そのモードは『ラヴ&ピィ~ス!HEROがやって来た。』のようなハッピーチューンでも変わらず、誰もが全速力で走りながら楽しくて仕方ないのがよく分かる満面の笑みを浮かべている。ついつい高橋のほっぺに嫌がられながらもキスしちゃう道重(笑)。どんだけ自由なんだ!?っていう。でも最高だった。